「絶対音感って、才能がある子しか身につかないんじゃないの?」そう思っている保護者の方は多いかもしれません。実は違います。絶対音感は適切な時期に適切なトレーニングを行えば、多くの子どもが習得できる能力です。そしてその時期は、思っているよりずっと早く終わります。
絶対音感とは何か
絶対音感とは、ある音を聴いたときに他の音と比較することなく、瞬時にその音名を判別できる能力のことです。たとえば、ピアノの鍵盤を一つ押しただけで「これはラの音」と即座にわかる、という状態です。
これに対して「相対音感」は、基準となる音との比較によって音を判別する能力です。相対音感は大人になってからでも訓練で身につけることができますが、絶対音感はそうではありません。
何歳までに身につけるべきか
絶対音感の習得には「臨界期」と呼ばれる時期があります。一般的に6歳頃までが最も習得しやすく、遅くとも9歳頃までがその限界とされています。
この臨界期は、脳の聴覚野が急速に発達する時期と重なっています。この時期に音楽的な刺激を継続的に与えることで、音と音名を結びつける神経回路が形成されます。10歳を過ぎると脳の可塑性が低下し、絶対音感の習得は著しく困難になります。
「もう少し大きくなってから習わせよう」という判断が、絶対音感習得の機会を逃すことに直結します。
絶対音感が育てる3つの力
絶対音感が身につくことで、音楽面だけでなく幅広い能力の向上が期待できます。
音楽的な能力
楽譜を読む力・演奏を記憶する力・和音を聴き分ける力が飛躍的に向上します。初見演奏や耳コピが得意になり、音楽の習得スピードが上がります。
言語・学習能力
音を細かく聴き分ける力は、言語の習得にも良い影響を与えます。外国語の発音を正確に聴き取る能力や、読み書きの基礎となる音韻認識能力が高まるとされています。
非認知能力
集中力・忍耐力・注意力といった、テストでは測れない「生きる力」の土台となる非認知能力が育まれます。これらは学校の成績だけでなく、将来の社会生活においても重要な能力です。
音楽教育が脳に与える影響
近年の脳科学研究では、幼少期の音楽教育が脳の発達に与えるポジティブな影響が多く報告されています。音楽を演奏する行為は、脳の複数の領域を同時に活性化させます。指を動かす運動野、音を処理する聴覚野、楽譜を読む視覚野、感情を処理する前頭葉、これらが同時に働くことで、脳全体がバランスよく発達します。
特にピアノは両手を独立して動かす必要があるため、左右の脳をつなぐ脳梁が発達しやすく、論理的思考と感性的思考の両方が育まれると言われています。
「ピアノを習わせると頭が良くなる」と昔からよく言われますが、これは根拠のない迷信ではなく、脳科学的な裏付けがある話なのです。
Aube Musicの絶対音感トレーニング
Aube Musicでは、9歳以下のピアノコースに絶対音感トレーニングを標準で組み込んでいます。追加費用は一切かかりません。
特別な才能がある子だけが対象なのではありません。臨界期にある子どもであれば、継続的なトレーニングによって多くの場合習得が可能です。大切なのは早く始めることと継続することです。
担当する藤田陽子講師はPTNA指導者賞を複数受賞した実力派講師です。「音楽を好きになる入口を丁寧に作る」ことを大切にしながら、絶対音感トレーニングを楽しく無理なく進めていきます。
今が、始めどきです
お子様が今9歳以下であれば、絶対音感を習得できる貴重な時期の中にいます。この時期は二度と戻りません。音楽を通じて脳を育て、生きる力の土台を作る。それがAube Musicのピアノコースが大切にしていることです。